そして・・・・・
ずいぶん長い間のご無沙汰でした。
平成28年12月21日、97歳の誕生日を迎えて10日目に
病院で母は息をひきとりました。
母は少し前から話すことはできなくなっていましたが
私が行くを必ず目を覚まし、「あー。」とだけ声をあげるのでした。
誕生日の11日には病院のスタッフ皆に囲まれて
「♪ハッピーバースディ♪」も歌ってもらいました。
最後に会ったのは18日の日曜日で、
私はいつものように母の手足を1時間ほどマッサージしました。
手足に浮腫は出ていましたが、動かせる右手は何か言いたそうで
私はいつものように「また来るね。」と言って病室を後にしたのです。
そして21日、病院に行こうと準備をしていると
病院からの電話で、「呼吸ができにくくなっています。」とのこと。
ずっと覚悟はしていたことでしたが、スッと指先が冷たくなり
手足が震えました。
それでも急いで駆けつけると、母の呼吸はすでに止まっており、
院長先生が傍らで時間を告げてくれました。。
手足はまだあたたかいのに、どんなに呼んでも目を覚ますことは
ありませんでした。
母も一人娘、私も兄弟姉妹はなく、
シンとした病室に母と私だけがいました。
とてつもない静寂の中で、母と二人だけの時間が流れました。
母と共に過ごす日々が永遠に続くような気がしていましたが、
やはりすべてのものには終わりがあるのだと
今 改めて感じています。
(今まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからは 少しずつ思い出やら日々の生活やらを
書き留めていけたらと思っています。ご報告まで。)