選択
97歳まであと2ケ月の母。
この水曜日に主治医から、今後の見通しについての話があった。
脳梗塞、心臓の働きは先週と比べて変化なし。
しかし すでに嚥下力は回復しにくいだろうとのこと。
あんなに食べることが好きだったのにね。
いつも「おいしいものが食べたい。おなかがすいた。」と
言っていたのにね。
・・・・これからの栄養補給は口からは無理らしい。
つまりこのまま点滴で高カロリーの補給を続けるか
遺漏の手術をするか。
いやいや さすがにこれ以上、母の体に負担をかけることは
耐えられない。
でも自宅介護を望むのであれば遺漏手術の方が良いとのこと。
もし、母だったら どちらを選ぶんだろう・・・など
考え込んでしまったへろりんである。
巷は秋が深まっていく。桜は次々に葉を散らし始めた。
・・・・自然がいい。できるだけ命の流れに逆らわず
自然に過ごすのがいい。へろりんだったらそう思う。
へろりんは遺漏の手術はお願いしなかった。
母は、今 訪ねると寝ている時の方が多いが
「へろりん。体がキツイ。」と訴えることもある。
・・・・どんな言葉を忘れても「へろりん」の名前を忘れないのね。
きょうの母は寝てるかな?名前を呼ばれるかな?
これから 病院に行ってきます。