笑門来福

失敗も困難も笑いとばしたい!

梅雨の晴れ間?


長雨の時にも ポッと晴れ間が見える日がありますよね。
きょうは 本当に久しぶりにそんな日だったと思います。


ちゃんと排尿もヘルパーさんに手伝ってもらい
失敗は全くなかったようです。 心底 ホッ・・・・。

もっとも さっき食事をしていたら
「へろりーん」と大声が聞こえ、あわてて駆けつけると
「音がしなかったから どうしたかと思ってさ。」
はい、こういうふうに ゆっくり食事をすることも
ままならないのですよねえ。


それでも思うのは、「生きている、生かされている」 ことに
何か意味があるに違いないということ。
生と死を分ける境界ラインがどこで引かれ
どこで あちらとこちらに別れるのか。
いや そんな意味など最初からなくて
たまたまということなのでしょうか。
梅雨の晴れ間と思える日なので
ふっとそんなことを  また考えてしまいました。

ふぅ・・・・


・・・うーむ・・・・
やはり 自分でトイレに行きたいんでしょうねえ。

足腰が弱くて ずっと立っていられないので
おろしたズボンが上げられないのですよね。
だから おムツと大きなパットをしているのです。
そしてしばらくの間、平日は2時間置きに
ヘルパーさんに来てもらうことにしたのですが、
我慢できないらしく パットを引きずりだすやら
PTに移動しようとして転ぶやら・・・・
きょうは 大興奮状態だったようです。


どうしようかなあ。

自宅介護はどこかでここまではやるけれど
あとは できないところは目をつむるくらいの気持ちがないと
続けられない気がします。
母にはかわいそうだけれど、今 仕事を放り出すわけにもいかず
腹括るしかありません。 できることしかできない。グシュン
(それでも 気持ちは揺れるよお。)

OH!!


帰宅してすぐ母の部屋に行くと・・・
OH!! なんとまあ 母はお尻を丸出しで
横になっているではありませんかっ!?

「どうしたの???」
「自分でポータブルトイレに移動したらズボンがあがらなかった。」

(あんなにも トイレが心配だからヘルパーさんの
 数を増やして見てもらってたのにぃ・・・)

「今朝 移動のときは人のいる時にしてねって言ったよね。」
思わず 口調がきつくなるへろりん。)

「だって 出たくなったんだ。」

洗面所を覗くと なんとっ ズボンが3本もびちょびちょ

「ええっ!? 1回じゃなかったんだ・・・
 パットをつけておいたはずなのに。」

「パットは取った。」
(そんなぁ・・・・)

「あのねえ・・・・・。」
と言い始めて なんだか急に力が抜ける。母もなんとか自分で
やろうとしたのだろうが、その努力がかえって
洗濯やら 着替えやらの手間を増やす。シクシク
今 シーツの洗濯をしているところ。

知恵ある子ども


今朝は 恐る恐る起こさないように起床。
しかし「ああ、夕べは良く寝た。」と  6時起床の母。
母は 「だるい、苦しい、食欲がない、動けない。」
と言いながらもしっかり食べ、

ベッドの柵をガタガタと 動かしていました。
へろりんが家にいる時は、今にもどうかしてしまいそうと
言うのに、ケアマネさんが来たら シャキンとしてました。


買い物に行かなければならないので
「行って来るね。」と声をかけると 「あ、トイレ。」
再び「行って来るね。」と言うと「布団がずれた。」
ケアマネさん曰く
「やってることは 子どもみたいと思うけれど
 子どもよりずっと知恵があるから そばにいてくれるよう
 考えてますよ。」
そうか、そうだったのか。知恵ある子ども!!
知恵ある子どもに、知恵のない大人(へろりん)は
負けっぱなしの 毎日です。

それにしても・・・・・


いやはや・・・ 思ったよりは体力は落ちていず 
母の体は入院時より確かに良くなっていますが・・・・
精神的には 恐ろしく退行した感じですよ。
何しろ ニ―六時中 名前を連呼されます。
急いで駆け付けると「呼んでみたかっただけさ。」
ほぼ5分~10分置き。
午後になったら 母の声が耳につき 
呼ばれていない時まで 呼ばれているような気がしてました。
どこの家もこんなでしょうか?


以前知り合いの方のお見舞いに行った時のことです。
気丈な方で弱音は一切吐かなかったのに
その時は「寂しい、寂しい。また来てね。」と言っておられたのです。
その後 まもなくお亡くなりになりました。
もしかすると 亡くなる前には皆寂しがり屋になるのかしら?

そんなことを思うと無碍にもできず・・・。


いやいや それにしては 母のへろりんを呼ぶ声は大きくて
とても もうすぐという感じではありません。
明日もこの連呼が続くと へろりんはどーなるんでしょ?