笑門来福

失敗も困難も笑いとばしたい!

脳のすきまに


道路を掃いていたら、突然近所の6年生の女の子が近づいてきて言う。
「あのねえ、私ちょっと悩んでるんだ。」
「え?なあに? 学校のこと?」
「ううん、家のおばあちゃんがね、この頃少し変なの。」
「変?」
「そう、もうおばあちゃんの子どもは大きいのにね、
 Y(私のパパだよ。)の運動会に行きますって、出ていこうとするの。」
「まあ・・・Mちゃん(女の子の名前)、その時はどうするの?」
「必死で運動会はないよって言うんだけど、なかなか信じてくれないんだよ。
 私思ったんだ。
おばあちゃんの脳はね、もういっぱいでね、私の言葉は入っていかないみたいなの。
私の言葉はきっとこぼれちゃうんだね。
だから、困ったなあって、最近ずっと悩んでるんだ・・・。」


Mちゃん!!なんて優しい・・・・。
ほんとうだね。おばあちゃんの脳はいろんなことがあったから
いっぱいになっちゃったのかもしれないね・・・。
でもでも Mちゃんの言葉は水のように、お薬のように
おばあちゃんの脳のすきまに沁み込んでいくような気がするよ。
だから悩まないで、困らないで、スマイル。スマイル。

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