笑門来福

失敗も困難も笑いとばしたい!

一生に一度


たまたまみつけた映画『徘徊ーママリン87歳の夏ー』
監督:田中幸夫
<4年間のママリンの記録>
    家出回数:1338回    徘徊時間:1730時間
    徘徊距離:1884Km   最長徘徊時間:15時間/日
ひたすら歩く母親の後をずっと見守りながらついていく娘の章子さん。
何度も何度も繰り返される会話。
雨の日も風の日もカンカン照り日も
「家に帰る。」と言いながら歩き続ける母マリリン。
あたりまえでないことも毎日繰り返されるとそれがあたりまえになる・・と
章子さんは言う。
ママリンと章子さんの会話が我が家の母との会話に重なる。
歩くことをしないまでも ”一生に一度の老後”というのはママリンも母も一緒。
その老後につきあうことは、形は違っても心の向き合い方は一緒。
なんというのか、人生を完結させることと
それに向き合うのは 受け入れていくことでもある。


監督の言葉をもう1度 自分に問いかけてみる。
”「覚悟」は人間性のすべてをさらけ出す。恐ろしいことに品性が露になる。”
たしかに、親も子も素の自分を出すしかない日々だから・・・ね。

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